リンク集
お気に入りブログ
カテゴリ
全体 発音のコツ 動画で中国語 画像で学習 派生義マスター 中国語パフォーマンス論 中国語講師になるために 学習アドバイス 日本語に引きずられる~ 構文で表現力アップ SCセンセのこと テキスト批判 あの頃のQチャン SC音読 未分類 以前の記事
検索
その他のジャンル
|
企業研修の初級クラスでのひとこま。 ある男性社員が、“要十分钟yào shí fēnzhōng”「10分かかる」という中国語をさらっと口にした。 日本人の中国語には、この“钟”がなかなか入らない。日本語の「10分かかる」には“钟”に当たる言葉がないし、“要十分”と言っても間違いとはいえないからだ。 彼はクラスの中で決して優秀なほうではないが、よく中国に出張するので、現地で聞き覚えたのだと思う。 やはり、語学学習では現地に赴くのは何かいいことがあるものだ。 なぜ“钟”が日本に訳出出来ないかというと、“钟”が時間を表すマーカーとしての役割しかないからである。例えば、“分”には貨幣単位・点数・割合など混同されやすい用法があり、“十分”だけなら「十分に」という副詞もある。他の“点”にしても、単に“一点”だけでは「1時」なのか「少し」なのかはっきりしないので“一点钟”と言ってみたりする。 混同防止が言語習慣化し普遍的用法になったのだと思う。 こういう言葉を外国人がうまく使えるようになるのは案外難しい。 ランキングサイトにエントリーしています。クリックしていただけるとランクが上がります。 ↓
by sc-kobe
| 2010-06-18 11:30
| 日本語に引きずられる~
|
ファン申請 |
||