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先日電話の話を書いた。今日は電話のかけ方の日中間の違いを書きたい。 以下はあるテキストからの抜粋だが、これを見て違いにすぐ気づかれるだろうか。割合よく知られていることなのですぐにお分かりだと思う。 山 本:喂,是李国华先生家吗?もしもし、李国華さんのお宅ですか。 李夫人:是啊,你找谁?はい、そうです。だれにご用ですか。 山 本:我找李先生。李さんをお願いします。 李夫人:好,请等一等。我去叫他。はい、少々お待ちください。呼びに行きますので。 ------------ 李国华:喂,我是李国华。你是哪位?もしもし、李国華です。どちら様ですか。 山 本:我是山本一郎。やまもと一郎です。 李国华:噢,山本先生!你好!ああ、山本さん。こんにちは。 『基礎中国語会話 改訂版』康玉華・王徳珮著 輿水優監修 東方書店 日本では電話のかけ手はまず自分の名を名乗るのが礼儀だが、中国では相手に聞かれてはじめて名を名乗る。聞かれもしないうちから自分の名前を押売するのは失礼だと考えられているためだろうか。 山本さんは“我找李先生。”と言う前に名乗るチャンスはあたったが、中国式に“你是哪位?”と聞かれた後で名乗っている。 李夫人の“你找谁?”「だれにご用ですか」という言い方も日本にはないが、夫人が自分にかかって来た電話でないと分かると相手の名前を聞きもしないでそのまま夫に取り次いでいるのが何よりおもしろい このテキストは1998年に改訂版の出版ということで少し古いが、これが中国の電話のかけ方のスタンダードだと私は思う。 但し最近出版されている日中ビジネス関係のテキストでは、電話のかけ手はまず自分の名を名乗っているものが多いことを一言断っておく。
by sc-kobe
| 2006-07-24 20:03
| 中国語パフォーマンス論
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