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ある受講生が会話練習でーー *我笔力大。 Wǒ bǐlì dà. 話の流れから「私は筆圧が強い」と言いたいのだと推察されました。 この受講生は中級の入口くらいのレベルで「筆圧」の中国語を知らず、苦しまぎれにこう言ったのです。 “笔力”には「筆圧」の意味もありますが、文章や書画などの表現力の意味で使われるほうが多いと思います。 ですが、私が言いたいのはそういうことではありません。 こういう自信のない語句を口にするときは、必ず後にフォローのことばを補うテクニックを身につけてほしいのです。 例えば、“我笔力大”の後に“写字很用力xiězì hěn yònglì”「字を書くときに力を入れる」や、もっとベタに“写字用很大的力气lìqi”「字を書くときとても大きな力を使う」などを補います。 外国語なのですから、いつも100%の自信を持って話せるわけではありません。それならば開き直って、相手に伝わったと感じるまでことばを補っていきます。 これは、外国語によるコミュニケーションには必須テクニックです。
by sc-kobe
| 2018-05-21 22:14
| 中国語パフォーマンス論
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