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では、中国語では妻を人前で話題にするとき昨日の“太太tàitai”以外にどう呼ぶのか。 “爱人àiren”、“老婆lǎopo”、“妻子qīzi”、“家里的jiālide”、“口子kǒuzi”、“女人nǚren”…… 5、6年前だったか、神戸である中国の大学の先生と食事をした。その方は日本に留学経験もあり、当時は30代半ばで若くして天津の某有名大学で助教授をされていた。かなり優秀な方だ。 日本語が堪能なので日本語で会話したが、人前で奥さんのことを話題にするとき何と呼ぶかと質問すると、“我爱人”と答えられた。私は続けて“我老婆”と呼ぶか聞いてみた。すると「私はインテリだから“我老婆”とは言いません」ときっぱり言われた。 数ヵ月後、両親を連れて北京に行ったとき、30代の現地ガイドに同じ質問をしてみると、迷うことなく“我老婆”という答えだった。 “爱人”は社会主義国となった中国で男女平等を標榜してつくられた新呼称であった。出自がそうなので、インテリ層を中心に建国以後に教育を受けた都市部の人に広く受け入れられたのだろう。建国前の別の呼称に慣れた人は当初かなり違和感があったようだが、そういう世代もだんだんいなくなり“爱人”の定着度はかなり高くなっている。 “老婆”は建国前からの庶民的な呼称だ。日本語の「女房」に近い。夫側は“老公lǎogōng”が対応している。 それにしても「私はインテリだから」には恐れ入った。
by sc-kobe
| 2006-11-14 12:50
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