リンク集
お気に入りブログ
カテゴリ
全体 発音のコツ 動画で中国語 画像で学習 派生義マスター 中国語パフォーマンス論 中国語講師になるために 学習アドバイス 日本語に引きずられる~ 構文で表現力アップ SCセンセのこと テキスト批判 あの頃のQチャン SC音読 未分類 以前の記事
検索
その他のジャンル
|
生徒の中国語を聴いていると、副詞の“也yě”(…も)の位置を間違えるのは、以下の二点の状況が多いようだ。 ①時間詞のすぐ後に“也”を置いてしまう。 「明日も彼は参加したがっている」 *明天也他想参加。→明天他也想参加。 ②前置した目的語のすぐ後に“也”置いてしまう。 「北京もしょっちゅう行きます」 *北京也我经常去。→北京我也经常去。 矢印以下が正しい中国語である。①、②いずれも、日本語の語順につられることが最大の原因なのは明白だ。日本人にとって、中国語の語順の間違っているほうが感覚的にしっくりくるが、正しいほうは違和感が残るである。 実は、“明天他也想参加”は、「明日彼も参加したがっている」と「明日も彼は参加したがっている」二つの意味に解釈できる。 中国語の副詞は、文中では、主語の後、述語になる動詞や形容詞の前(副詞が続くときはケースバイケース)が大原則である。つまり意味より語順重視なのだ。二つの意味に解釈されるときは、前後の文脈から判断するしかない。 これに対し日本語は、語順より意味重視なので、「…も」の位置が変わる。 日本人は「明天他也想参加」と「明日も彼は参加したがっている」が、感覚的に結びつきにくい。 さて、スピーキングのパフォーマンス的には、こうしてはどうかと思う。 時間詞や目的語につられて、ついつい“也”を言ってしまったら、とっさに主語をカットしよう。主語は、必要なら後で何とかして付け足せばいいし、特に必要なければ言わなくてもよい。 明天也想参加,他说。(明日も参加したいと、彼は言った) 北京也经常去。
by sc-kobe
| 2007-11-15 12:08
| 中国語パフォーマンス論
|
ファン申請 |
||