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「ふつうの中国人の頭の中にある言語情報を辞書に反映する」というコンセプトが、随所に見られる。巻頭から色に対するイメージをカラー図で解説しているのが象徴的。コラムや類義語などにも力を入れた、バラエティーに富んだ辞典である。 中国で唯一であった規範的辞典『現代漢語詞典』の向こうを張って出版された『応用漢語詞典』がもとになっているので、今までにない新しい個性を持った辞書と言える。 最近、語気助詞の“呗bei”を引いてみると、以下の違いがあった。一部抜粋する。 『中日辞典第2版』(現代漢語詞典) 事実や道理が明らかでわかりきっていることを表す.時に不満や冗談の気持ちを伴う. 靠谁?就靠咱自己的力量~/だれに頼るって?われわれ自身の力に頼るほかないじゃないか. 『東方中国語辞典』(応用漢語詞典) 言わずと知れたことという語気を表す. 谁还在车间?――老班长~/誰がまだ作業場にいるんだい.――老班長だろう. この語釈の違いは、もとになった辞典の影響による。伝統ある規範的辞典『現代漢語詞典』と、新進気鋭の『応用漢語詞典』の個性対決である。 ともあれこの辞典は、言葉の周辺情報が豊富なので、中国語の事典という感があり、読んでいて楽しい。編者の何か新しいことをやってやろうという、若い力のあふれる辞典というのが、私の印象である。 5,250円
by sc-kobe
| 2007-04-03 14:36
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