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最近『女性を動かすのがうまい人ヘタな人』伊東明著 光文社智恵の森文庫という本を読んだ。少し長くなるが抜粋する。 以前の章で「男は目的志向、女性は関係志向」ということを述べたが、男性が仕事 に対して求めるのは、自分で設定した目的をやりとげたという「達成感」である。仕事 の“プロセス”よりも、あくまで“結果”を重んずるのが基本的な考え方だ。(中略) 女性が仕事をしていくうえで欠かせないモチベーションは、「この仕事が好き、楽し い」という自分の中の価値観を満足させることだったり、「お客さまに喜んでもらいた い」「この人(客や上司)のためにがんばりたい」という、身近な人間関係の輪の中に 自分の確固たる存在価値を見出したたいということにある。 自分に属する小さな集団の協調性を大切にし、誰かを出し抜いてまで“勝とう”などと は思わず、グループの調和を保ちながら、その中でキラリと光る存在でありたい。それ を仕事を通じて実現したいという願いが、女性の仕事にもっているモチベーションの根 本にある。 大雑把に書かれているので異論もあるだろうが、ある部分、中国語学習にも当てはまるように感じた。 男性は、中国語を習う目的が仕事のためというのが圧倒的に多く、それ以外でも学習目的が比較的はっきりしていることが多いのに対し、女性は、もちろんスキルアップのためにというのもあるが、まずレッスンを「楽しむ」ことが大前提で、クラスの調和を考え、その中に自分の存在価値が見出せれば、学習も継続できるのではないかと思われるふしがある。 男性は学習目的が達成される、あるいは目的そのものがなくなれば、あっさり学習もやめてしまう。女性はスクールやクラスがフィットすれば、学習も長続きするケースが多い。 教える側から考えると、ある意味、男性の方が学習目的がはっきりしているぶん、やることが決まっているので教えやすいが、女性の方は、モチベーションをはかり、それを下げさせないように工夫しなければならないので難しい。 趣味で学習している女性を、中国語を上達させながら、長期間レッスンに通ってもらえるかどうかは、講師の腕の見せ所と言ってよい。
by sc-kobe
| 2007-07-02 22:34
| 中国語講師になるために
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