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今回の記事は以前にも書いたことがあるものですが、まだほとんど知られていませんので、一昨日と昨日の続きとして例文を変えてアップしておきます。 去中国的机会多不多? Qù Zhōngguó de jīhuì duō bu duō? 中国に行く機会は多いですか。 一言目に“不多”「多くない」と結論を簡潔に言った後、二言目の継ぎ方を以下の三段階に分けて考えるとコミュニケーションがスムーズになります。 ①発展型 話を自由に発展させます。うまくいかないときは、すぐ以下の相対型や繰返型に持っていく切り替えの速さがポイントです。 不多。又没钱又没时间,最多两三年去一次。 Bù duō. Yòu méi qián yòu méi shíjiān,zuì duō liǎng sān nián qù yí cì. 多くありません。お金もないし時間もないので、多くて2、3年に一度行くぐらいです。 ②相対型 相対的な発想から対立候補をピックアップして、そこを糸口にします。“可是kěshì・不过”などの逆説表現がキーワードにもなります。 「現在」と「以前」を対立させてーー 不多。以前多现在不多了。 Bù duō. Yǐqián duō xiànzài bù duō le. 多くありません。以前は多かったですが、今は減りました。 「中国」と「韓国」を対立させました。「国内旅行」などと対立させてもいいですね。 不多,不过去韩国的机会多。 Bù duō,búguò qù Hánguó de jīhuì duō. 多くありませんが、韓国に行く機会は多いです。 シンプルに「多い」と「少ない」と対立させてーー 不多,很少。 Bù duō,hěn shǎo. 多くありません、とても少ないです。 ③繰返型 相手の言ったことをそのまま繰返すだけでもいいですが、少しだけ言葉を足すよう心がけましょう。単語と単語のすき間が狙い目です。 不多,去中国的机会本来就不多。 Bù duō,qù Zhōngguó de jīhuì běnlái jiù bu duō. 多くありません。中国に行く機会はもともと多くありません。 不多,去中国的机会不太多。 Bù duō,qù Zhōngguó de jīhuì bú tài duō. 多くありません。中国に行く機会はあまり多くありません。 なーんだ、ただの話し方教室じゃないかなんてバカにしてはいけません。外国語となると意外とできないのです。 #
by sc-kobe
| 2019-01-18 10:17
| 中国語パフォーマンス論
中国語で「うちの冷蔵庫は丈夫です」と伝えたいとき、“结实jiēshi”が使えるかどうか迷います。“结实”は、丈夫は丈夫でも「頑丈」というニュアンスで、冷蔵庫なんて本来そういうものなのに、あえて“结实”と言えるのかどうか分からなくなります。 スムーズなコミュニケーションのため、一言目は結論を簡潔にが基本だと昨日も書きましたね。 評価にまつわる形容詞は、つまるところ“好/不好”「良い/悪い」に集約されますので、まず以下のように言って停滞を避けます。 我家的冰箱很好, Wǒ jiā de bīngxiāng hěn hǎo, その後、少し余裕を持って二言目が継げたら上等です。 〜,不容易坏。 〜,bù róngyì huài. 〜、壊れにくいです。 〜,已经用了十五年了。 〜,yǐjing yòngle shíwǔ nián le. 〜、もう15年も使っているんですよ。 ちなみに冷蔵庫が「丈夫」は“耐用nàiyòng”あたりでどないでっしゃろ。 #
by sc-kobe
| 2019-01-17 09:16
| 中国語パフォーマンス論
初級から中級学習者のスムーズなコミュニケーションでは、相手の問いかけに対し、まず結論を先に答えるのが基本です。そしてその一言目はできるだけ簡潔にします。 去中国的机会多不多? Qù Zhōngguó de jīhuì duō bu duō? 中国に行く機会は多いですか。 一言目は“去中国的机会”から入らず“多/不多”「多い/多くない」で答えます。 特に初級学習者は余計なことを言おうとして話が停滞しないように気をつけてください。 事務的な答えで済ませられる相手なら、これでおしまい。 必要があれば二言目を継ぎますが、一言目に結論を伝えていますので、たどたどしく話しても相手はある程度待ってくれます。 你最好的朋友是谁? Nǐ zuì hǎo de péngyou shì shéi? いちばんの友達は誰ですか。 是小王。 Shì xiǎo Wáng. 王くんです。 疑問詞疑問文でも要領は同じですが、動詞があれば上例のように“小王”だけではなく“是”を付けます。 中国語は動詞から発想・発話していきますので、動詞述語文の回答では動詞も付けるように習慣づけたほうがよいでしょう。 #
by sc-kobe
| 2019-01-15 23:21
| 中国語パフォーマンス論
子どものころ、お年玉はもらうものでしたが、今は出ていくばかりーー お正月に、5人の甥っ子、姪っ子にお年玉をあげなければいけません。 元旦,我要给五个侄子、侄女、外甥、外甥女发红包。 Yuándàn,wǒ yào gěi wǔ ge zhízǐ、zhínǚ、wàisheng、wàishengnǚ fā hóngbāo. 日本語なら「5人の甥っ子、姪っ子」が文頭部分に来ますので整理しやすいですが、中国語は“给”以下の文中に来てしまいます。作文として書くのならまだしも、話しことばとなると、文中のこういう長いフレーズに非母語話者は戸惑うのです。 こんなときは、代名詞を活用して文を二つに分ければ言いやすくなります。 我有五个侄子、侄女、外甥、外甥女,元旦要给他们发红包。 まず「5人の甥っ子、姪っ子がいる」と断っておいて、後で人称代名詞の「彼ら」でまとめてしまいます。 実はこういう代名詞利用はネイティブもやる常套手段です。 #
by sc-kobe
| 2019-01-13 08:18
発音矯正で、短文に“小时xiǎoshí”とあるのに類似音の“老师lǎoshī”にふと誤読してしまったり、意味の取り違えから“红茶hóngchá”を“绿茶lǜchá”にふと誤読したとしても、“老师”や“绿茶”の発音が正しければ、それはそれで良いことなのです。 発音矯正の目標は正しい発音の定着です。定着した発音は無意識にできます。第何声かとか、無気音か有気音かなどをいちいち考えていたのではスムーズなスピーキングはできませんものね。 発音矯正が必要な人は、無意識に間違った発音をしています。それを一度意識上にもどし、反復練習による定着、つまり無意識化を目指します。 その過程での「正しい読み違え」は、間違いは間違いですが定着の片鱗でもあるのです。 #
by sc-kobe
| 2019-01-12 08:03
| 発音のコツ
私が中国語を教えているのは皆さん社会人なのですが、その何割かの人が大人が持つ「カバン」を“书包shūbāo”と言ってしまいます。 “书包”は勉強道具を入れるカバン、つまり「通学カバン」を指し、いわゆる普通のカバンではありません。 簡単に“包”とだけ言えばよいですし、“布包bùbāo”「(布製の)カバン」や“皮包píbāo”「(革製の)カバン」、少し子どもっぽいですが“包包”もあります。 中国語のテキストは、多くを学校の先生が作っています。とうぜん大学生や高校生を想定して編集されていますので「カバン」は“书包”になりがちなのでしょう。 大人になっても普通の「カバン」をつい“书包”と言ってしまうのは、このキャンパスチャイニーズの影響です。 いつものように“书包”を画像チェックすると、私の想像を超えて、全て同じタイプがヒットしました。 #
by sc-kobe
| 2019-01-11 08:16
| 画像で学習
“吃”「食べる」と“喝”「飲む」はふつう使い分けられます。 しかし口から入って喉を通れば“吃”ですので、液体やその他のものでも“吃”を使う場合もあります。 薬を服用するときの代表動詞は“吃”です。煎じ薬のように明らかに液体なら“喝药hē yào”でも構いませんが、包括的には“吃药”です。 赤ちゃんが「乳を飲む」も“吃奶nǎi”ですね。 考えてみれば、日本語でも「喫茶」というわけですから別に不思議ではありません。 “吃”の元の漢字は“喫”ですので、念のため。 調味料も多くは“吃”が使えます。 日本人爱吃酱油。 Rìběnrén ài chī jiàngyóu. 日本人は醤油好きです。 “柴米油盐酱醋茶chái mǐ yóu yán jiàng cù chá”「薪 米 油 塩 味噌 酢 茶」を“开门七件事kāimén qī jiàn shì”「七つの生活必需品」と言いますが、“柴”以外は全て“吃”が使えます。 #
by sc-kobe
| 2019-01-10 14:59
明けましておめでとうございます。 中国語では“新年快乐 xīnnián kuàilè”がポピュラーですね。 “新年好”もよく聞きます。こちらは“你好”の代わりに言うような軽い語感です。あえて日本語に置き換えるなら「おめでとう」とか「おめでとうございます」あたりでしょうか。少し改まった場面や顔を合わせてワンテンポ置いてのひとことなら“新年快乐”だと思います。 “新年快乐”は“祝zhù”「願う・祈る」を冠して「新年を楽しく過ごせるよう願います」という意味ですから、日本語の「良いお年をお迎えください」にも対応しています。なので実際には正月を迎えてからが多いですが、年末に“新年快乐”と言っても間違いではないのです。 ただし中華社会では春節が本当の正月ですので、日本のような新暦の正月の話ではありません。 #
by sc-kobe
| 2019-01-08 11:51
私には会話力をアップさせる「メソッド」があります。以前その概要を発表したこともありますのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。 しかし多く人に、この「メソッド」は難しく、私以外にはできないと言われました。 私以外にできない方法なんてメソッドとは呼べません。一定のレベルがある講師なら誰でもできる方法こそがメソッドなのです。 ざっくり言うと、私の「メソッド」とはフリートークのように受講者にたくさん聞いてたくさん話してもらうというものです。 しかし、会話力のアップにはインプットとアウトプットを程よく繰り返す必要があります。外国語をたくさん聞いて話しても必ずしも会話力が向上するわけではなく、受講者の満足を得られません。 講師は発話者の発音、文法、話し方などの良い点や問題点をタイムリーに指摘しインプットを施さなければなりませんが、これが難しいと、ある講師に言われました。 ならば虎の巻を作ってやろうと記事を書き始めました。これがきっかけです。 今は、講師のタイムリーなアドバイスのためすぐプリントアウトできるよう、加筆して整理しながら、自分のレッスンで試用しています。 皆さんからいただいたコメントも加筆の参考になっています。「いいね」にも勇気づけられています。 ありがとうございます。 来年も継続するつもりでいますので、引き続きよろしくお願い致します。 良いお年をお迎えください! #
by sc-kobe
| 2018-12-29 09:31
| せんせーのこと
栄養のバランスが悪い ?营养平衡不好 yíngyǎng pínghéng bù hǎo バランスの良し悪しを言うとき、日本語につられて例文のように言ってしまいませんか。 营养不平衡 現時点では、こう言うのが普通です。 “平衡”には「バランス」という名詞もなくはないですが、圧倒的に「バランスがとれている」という形容詞で使われていますので、“平衡不好”に違和感を持つネイティブは少なくないと思います。 ネットで“平衡”に“感gǎn・度dù・性xìng”などを付けて名詞化させた“平衡感/度/性不好”という言い方が多く見られるのはその左証です。 30年以上前、私が中国語を学び始めたころ、「ユーモアがある」を“*有幽默yǒu yōumò”と言うと“有幽默感”か“很幽默”に直されました。ところが今は“有幽默”は問題ありません。形容詞だけではなく名詞も幅を利かせてきたわけです。 さて、“平衡”はこの先どうなるのでしょうね。 #
by sc-kobe
| 2018-12-28 07:50
| 日本語に引きずられる~
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